風疹ワクチンによって感染予防できる
風疹ワクチン
「風疹ワクチン」によって、風疹感染を予防することができ、先天性風疹症候群も予防することになります。
風疹にかかると、「発熱」「発疹」「関節痛」「リンパ節の腫れ」などの症状が起こります。
こどもでは風疹感染による症状は比較的軽いのですが、大人がかかると、発熱や発疹の期間が子どもに比べて長く、関節痛もひどいことが多いです。
また、妊婦さんが風疹にかかってしまうと、お腹の中の赤ちゃんに影響を与えます。
赤ちゃんが難聴・白内障・先天性心疾患などを特徴とする「先天性風疹症候群」にかかってしまう可能性があります。
風疹ワクチンの効果
風疹ワクチンを接種することによって、95%以上の人が風疹ウイルスに対する免疫を獲得することができると言われています。
また、定期の予防接種で2回接種を受けることで、1回の接種では免疫が付かなかった方の多くの人に免疫をつけることができます。
さらに接種した後の時間の経過とともに、免疫が低下してきた人に対しては、追加のワクチン接種を受けることで免疫を強化させる効果があります。
先天風疹症候群
妊娠中に風疹感染すると、胎盤を通じて赤ちゃんにも感染し「先天風疹症候群」という先天異常が生じる可能性があります。
先天風疹症候群では、白内障、難聴、心臓血管の形態異常などが起こります。
生まれた後に、目が見えない、耳が聞こえない状態にあったり、心臓血管の手術が必要になるケースもあります。
風疹ワクチンを接種することによって、これから妊娠する子供の健康も守ることにもつながります。
風疹ワクチンの注意点
風疹ワクチンは妊娠中は摂取できない
風疹ワクチンは、基本的には妊娠中は摂取することができません。
風ワクチンは、生ワクチンであるため、妊娠中は摂取することができません。
そのため、妊活中の妊娠する前に受けることをオススメします。
風疹ワクチン接種後は2か月間の避妊が必要
風疹ワクチンは、基本的には妊娠中は摂取することができません。
風ワクチン接種後、免疫がつくまでに時間がかかります。
また、生ワクチンである風疹ワクチンの赤ちゃんへの影響を考慮し、ワクチン接種後2か月間の避妊期間を設けることが奨められています。