妊娠の可能性がある場合は、市販の妊娠検査薬で検査、産婦人科の受診をしましょう。
妊娠の可能性がある場合、市販の妊娠検査薬で検査しましょう。
陽性反応が出たら、早めに産婦人科を受診して診察を受けることをオススメします。
妊娠の可能性がある症状
以下のような症状がある場合、妊娠している可能性があります。
・月経が遅れている
・おりものが増える
・つわり(吐き気・食欲低下などの症状)
・胸のハル感じ
・下腹部痛・腰痛
いつもの月経が来ないことで、妊娠に気がつく人は多いです。
他にも、吐き気・食欲低下などのつわりの症状、「胸のハル感じ」、「下腹部痛」などの症状が出てきます。
もともと月経が不規則な人の場合、妊娠したのかどうか判断しにくいこともあります。
いつもと様子がちがう、妊娠の症状がある、高温期が続くなど少しでも妊娠の可能性があるかもと思ったら、産婦人科を受診しましょう。
いきなり産婦人科受診するのがためらわれる場合には、市販の妊娠検査薬で調べてみましょう。
避妊していても妊娠の可能性はあります。
避妊をしていても、妊娠している可能性があります。
「わたしは避妊をしているから絶対に妊娠している可能性はない」と思っている人もいます。
しかし、残念ながら、100%の避妊効果がある避妊法というものは存在しません。
避妊効果が低い避妊法(腟外射精、オギノ式など)もあるため注意が必要です。
なお、日本で一番利用されている避妊法である「男性用コンドーム」も、破損や装着の不備などが原因で避妊に失敗することがあります。
避妊効果が高い「経口避妊薬」(ピル)、「子宮内避妊具」、「不妊手術」などの避妊法でも、稀に妊娠するケースがあります。
残念ながら、100%の避妊効果がある避妊法というものはありません。
避妊をしていても、妊娠の可能性がある場合は産婦人科受診をすすめます。
「妊娠検査陽性=正常妊娠」とは限らないです。
妊娠検査陽性の場合、正常妊娠であるとは限らないです。
妊娠検査は「hCG」というホルモンを検査している
妊娠検査では、「hCG」というホルモンを検査しています。
妊娠をすると「hCG」というホルモンが分泌されます。
市販の妊娠検査薬では、尿中に「hCG」が含まれているか検査します。
尿中に「hCG」が存在している時に「妊娠検査陽性」となります。
妊娠検査陽性でも正常妊娠以外のことも
妊娠検査陽性でも正常妊娠以外の場合もあります。
「妊娠反応陽性=正常妊娠」と考える人は多いです。
たしかに正常妊娠の場合が多いですが、実は「正常妊娠以外の疾患」がかくされていることもあります。
たとえば、「異所性妊娠」(子宮外妊娠)や「流産」でも妊娠検査陽性になります。
また、「hCG産生腫瘍」「胞状奇胎」などの稀な疾患の場合も、「hCG」というホルモンが存在するため妊娠検査陽性になります。
定期的に診察を受けることが大切です。
正常妊娠なのか判断するために、定期的に診察を受けることが大切です。
妊娠のごく初期の場合、赤ちゃんの袋が十分大きくなっておらず、「正常妊娠」なのか「流産」なのか、「異所性妊娠」なのかを1回の受診だけで判断することは難しい場合があります。
とくに、月経が不規則の人では、排卵のズレにより、想定している妊娠週数とズレが生じるため、判断が難しい場合があります。
また、正常妊娠であっても、途中で流産になる可能性もあります。
妊娠経過が順調かどうか判断する上でも、医師の指示通りに定期的に診察を受けましょう。