不妊症の検査

エコー

エコー検査で、子宮や卵巣が腫れていないかなどを評価します。

エコーでは、腟口からエコーを入れて検査します。エコー検査では、子宮や卵巣を観察して異常がないかなどを評価します。

性交渉経験がない人や、腟口が狭い人の場合には、肛門からエコーを入れたり、お腹の上からエコーを当てたりします。

おりもの検査

おりもの検査では、不妊症の原因となる「クラミジア」「淋菌」などの感染がないか検査します。

「クラミジア」や「淋菌」は感染しても無症状なことが多いため、気づかないで感染している場合があります。そのため、無症状でも検査を受けるようにしましょう。

子宮頸がん検診

子宮頸がん検診では、クスコという器械を使って、「子宮頸部」(子宮の入り口部分)から細胞を採取して、子宮頸がんの可能性がないか検査します。

20歳以上の女性で、子宮頸がん検診を受けていない人は皆さんにすすめています。
これは不妊症の検査というよりも、妊娠する前の健康状態の確認という意味合いが強いです。

血液検査

血液検査では、月経周期に応じた「ホルモン値」、「甲状腺機能」「インスリン抵抗性」の検査などがおこなわれます。

また、希望があれば、「抗ミュラー管ホルモン」(AMH)という卵巣予備能を調べる検査や、梅毒・B型肝炎・C型肝炎・HIVなどの感染症や「風疹抗体価」の検査などがおこなわれます。

なお、「ホルモン値」は月経周期に応じておこなわれるので、かならず検査日程を確認するようにしましょう。

尿検査

尿検査では「蛋白尿」「尿糖」「細菌尿」などを検査します。

腎臓や尿路感染などの異常がないか確認します。

精液検査

精液検査では、精液を顕微鏡でのぞいて、「精子の数」「精子の運動率」「精子の形の異常」などないか確認します。

不妊症の原因は、男性が原因であることもあります。精液検査は、男性不妊の検査として必須の検査となります。

子宮卵管造影検査

「子宮卵管造影検査」では、精子・卵・受精卵などの通り道である「子宮内腔」や「卵管」が狭くなっていないか、子宮の形の異常がないかなどを確認します。

子宮の入り口から、造影剤を流します。レントゲン撮影をして、子宮の中の形状異常がないか、卵管の通過性は問題ないかなど検査します。

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